みんなの思い出の音楽

Music Lovers 

🇧🇷 Bola Sete「Brejeiro」――エルネスト・ナザレーの名曲を1966年のSamba Jazzで聴く

 

1966 ,  Autentico! -  Bola Sete And His New Brazilian Trio ,

Paulinho da Costa – drums

Sebastiao Neto – bass guitar, percussion

Bola Sete – guitar

 

Songwriter : Ernesto Nazareth , 

 

 

 🎸 Bola Sete — “Brejeiro”

 

 『Autêntico !』(1966)より

 

1966年に発表されたBola Seteのアルバム『Autêntico !』。その1曲目に収録されているのが、ブラジル音楽史の中でもよく知られた作品、“Brejeiro”です。🇧🇷🎶

 

演奏は **Bola Sete and His New Brazilian Trio**。

 

🎸 Guitar — Bola Sete

🎸 Bass — Sebastian Neto

🥁 Drums — Paulinho da Costa

 

 

Bola Seteのギターを中心に、ベースとドラムがリズムを支える、シンプルなトリオ編成。

 

その中でPaulinho da Costaの軽快なドラムが、曲の流れを自然に前へ進めています。

 

Bola Seteのギターは、メロディーを追いながらブラジル音楽らしいリズムを刻み、そこにジャズのハーモニー感覚が加わる。

 

この演奏を聴いていると、ショーロを起点としたブラジルの音楽と、1960年代のジャズがひとつのギター・トリオの中で自然に重なっていることが分かります。

 

そして、この曲を語るうえで欠かせないのが、作曲者 **Ernesto Nazareth(エルネスト・ナザレー)**です。

 

---

 

 🎹 Ernesto Nazarethという音楽家

 

Ernesto Júlio de Nazarethは、1863年3月20日にリオデジャネイロで生まれ、1934年に亡くなったブラジルのピアニスト、作曲家です。

 

19世紀末から20世紀初頭にかけて、リオデジャネイロで発展していったブラジル都市音楽を語るうえで、非常に重要な人物の一人です。

 

Nazarethは幼い頃からピアノに親しみました。

 

母親がピアニストで、彼に最初のピアノを教えています。その後、母親の死を経てEduardo Madeira、さらにフランス人ピアノ教師Lucien Lambertに師事しました。

 

一方で、Nazarethの音楽的背景はクラシック音楽だけではありません。

 

ショパン、モーツァルト、ベートーヴェンなどの作品を学ぶ一方、ブラジルで親しまれていたポルカ、ワルツ、ルンドゥなどにも触れながら、自分自身の音楽を形成していきました。

 

特にショパンからの影響は大きかったとされています。

 

しかしNazarethが作った音楽は、ヨーロッパのピアノ音楽をそのまま模倣したものではありません。

 

クラシック音楽から得たピアノの技術やハーモニーを基礎にしながら、ブラジルのリズムや都市のダンス音楽を取り入れていった。

 

その結果、非常に独自のピアノ音楽が生まれました。

 

---

 

🎼 「Brazilian Tango」と呼ばれたNazarethの音楽

 

Nazarethの作品を理解するうえで重要なのが、彼自身が自分の作品を主に**「Brazilian tango(タンゴ・ブラジレイロ)」**と呼んでいたことです。

 

現在ではNazarethの作品の多くがショーロの重要なレパートリーとして演奏されていますが、当時の彼自身は「choro」という呼び方を必ずしも自分の作品に当てはめていたわけではありません。

 

19世紀末から20世紀初頭のブラジルでは、「choro」という言葉そのものが、現在のように明確なジャンル名として固定されていたわけではありませんでした。

 

ヨーロッパ由来のポルカやワルツなどを、ブラジルの演奏家たちがシンコペーションを効かせて演奏するスタイルなども、広くショーロの文化の中で発展していきました。

 

Nazarethは、そのブラジル独自のリズム感覚をピアノ作品の中に取り込みました。

 

その音楽は、クラシック音楽と大衆音楽の境界に位置しています。

 

旋律には洗練された美しさがあり、ハーモニーも豊か。

 

一方で、リズムにはブラジルの都市音楽の躍動があります。

 

そのためNazarethは、ブラジルのクラシック音楽とポピュラー音楽の両方から評価される存在になりました。

 

彼の作品は後世のショーロ演奏家たちにも受け継がれ、現在もブラジル音楽の重要なレパートリーとして演奏されています。

 

---

 

🎵 “Brejeiro”という作品

 

“Brejeiro”は1893年に発表された作品です。

 

Nazarethの代表作のひとつであり、彼の「Brazilian tango」のスタイルを語るうえでも重要な作品です。Choro Musicの資料では、1893年に発表された“Brejeiro”が、19世紀におけるNazarethの最も成功した作品だったとされています。

 

100年以上前に作られたピアノ曲が、1966年になってBola Seteによってギター・トリオとして演奏されている。

 

ここに、この曲の面白さがあります。

 

Nazarethがピアノで作った音楽を、Bola Seteはギターを中心とした編成で取り上げる。

 

楽器が変わることで、旋律の表情も変わります。

 

ピアノで演奏されるNazarethの作品には、左手と右手による複数のリズムやハーモニーが同時に存在します。

 

それをBola Seteはギターという楽器に置き換え、ジャズの感覚を加えながら演奏しています。

 

そのため、原曲の持つブラジル的なリズム感を残しながら、1960年代のジャズ・ギターとして聴くことができます。

 

---

 

 🎸 Bola Seteによる“Brejeiro”

 

Bola Seteの演奏で特に印象的なのは、ギターの音色とリズムです。

 

メロディーを弾くだけではなく、コードやリズムを組み合わせながら曲を進めていく。

 

そこにSebastian NetoのベースとPaulinho da Costaのドラムが加わります。

 

Paulinho da Costaのドラムは軽快で、ブラジル音楽のリズムを保ちながら、演奏全体に自然な推進力を与えています。

 

Bola Seteのギターも、ショーロの旋律をそのまま再現するというより、ジャズ・ギターとしての響きを持たせています。

 

そのため、“Brejeiro”は伝統的なショーロの演奏とは異なる、1960年代のブラジリアン・ジャズとして聴くことができます。

 

ここで面白いのは、Bola SeteがNazarethの作品を大きく作り変えてしまうのではなく、原曲の旋律とブラジルらしいリズム感を残したまま、自分のギターのスタイルに取り込んでいることです。

 

---

 

🌴 1893年から1966年へ

 

“Brejeiro”の歴史を考えると、実に73年という時間があります。

 

1893年。

 

リオデジャネイロでErnesto Nazarethがピアノ作品として発表した“Brejeiro”。

 

そして1966年。

 

アメリカで活動していたBola Seteが、自身のNew Brazilian Trioによってこの曲を取り上げる。

 

その間に、ブラジル音楽は大きく変化しました。

 

ショーロ、サンバ、そしてBossa Nova。

 

さらにブラジル音楽とジャズの交流も進み、ブラジルのリズムやハーモニーはアメリカのジャズ・ミュージシャンたちにも広く知られるようになっていきます。

 

Bola Seteの音楽も、そうしたブラジルとジャズの交流の中で聴くことができます。

 

“Brejeiro”は、単に古いブラジルの名曲を再演したものではありません。

 

19世紀末のNazarethから、1960年代のBola Seteへ。

 

ピアノからギターへ。

 

Brazilian tango / Choroの世界から、Samba Jazzへ。

 

ひとつの曲が、時代と演奏者を越えて姿を変えていく。

 

そこに、この録音を聴く面白さがあります。🎶

 

---

 

 🎧 “Brejeiro”を聴く

 

この曲を聴くときは、まずBola Seteのギターの旋律に耳を向けてみる。

 

次に、Paulinho da Costaの軽快なドラムを聴いてみる。

 

そして、ベースを含めたトリオ全体のリズムを感じてみる。

 

そうすると、“Brejeiro”が単なる古いショーロのカバーではなく、Bola Sete自身の音楽として演奏されていることが分かります。

 

Ernesto Nazarethが1893年に作った作品。

 

それを1966年のBola Seteが、ギター、ベース、ドラムによるNew Brazilian Trioで演奏する。

 

その音楽の中には、ブラジルの古い都市音楽と、1960年代のジャズの両方が存在しています。

 

100年以上前に生まれた旋律が、ギターを通して新しい響きを得る。

 

それがBola Seteの“Brejeiro”です。

 

 

?si=YEDqZqcEbNqeMRo7

 

🍍

 

広告

 

 

お気に入りのヘッドホンを探してみませんか?

                      

https://amzn.to/4gEEAoz

https://amzn.to/45M9h6h

 

 

 

サイト設計をしてみませんか

 

ブログやWebサイトを始めるなら「ムームードメイン」

 

ブログやWebサイトを始めるなら、まずは自分だけのドメインを取得してみませんか?

 

「ムームードメイン」では、ドメインの取得はもちろん、他社からのドメイン移管やサーバー契約、Google Workspaceなど、Webサイト運営に便利なサービスを幅広く提供しています。

 

ドメイン取得だけでなく、

* ドメインの新規取得

* 他社からのドメイン移管さ

* ムームーサーバー

* ムームードメイン for WPホスティング

* Google Workspace

など、目的に合わせて選べるのも魅力です。

これからブログを始めたい方、ホームページを作りたい方、独自ドメインでサイトを運営したい方は、ぜひ一度チェックしてみてください。

**あなたのサイトにぴったりのドメインを探してみませんか?**

https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3Z8Z7S+8DUSHE+348+1C11DE

 

https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=45II8W+FUYPWY+348+1THW9E

 

 

https://www.amazon.com.au/dp/B0GSN24BK7?ref_=kfw_samples_getbook_reader&dplnkId=992138f4-dbfd-4110-9d0c-bcd3ef422801#

 

 

https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-3450252385793781 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

  • B!